【妊娠】危険日や安全日って何?絶対妊娠しない?予測方法も解説
「危険日」「安全日」とは?
みなさんは「危険日」「安全日」という言葉を聞いたことがありますか?
「危険日」とは、排卵日前後の日を指し、妊娠する危険が高い日のことを指します。排卵日は大体生理開始から2週間後と言われています。
一方安全日とは、危険日の逆で妊娠する可能性が低い日を指し、大体生理前〜生理中〜生理直後のことを言います。
これらの「危険日」「安全日」という言葉は、妊娠を望まない方の立場からの捉え方であるということに注意してください。
妊娠を望む方の立場からすると、「危険日」=妊娠が最も望める日、「安全日」=妊娠が望みにくい日ということになります。
なぜ危険日は妊娠しやすい?
危険日と言われている排卵日には何が起こるのでしょうか?
排卵日には、黄体形成ホルモンと呼ばれるホルモンの働きにより卵巣から卵子が飛び出し「排卵」された状態になります。
つまり、卵子は卵巣から飛び出して精子と受精するのを待っている状態になります。
精子と卵子は数日間寿命があることを加味すると、この排卵日前後は妊娠する可能性がとても高い状態になっているのです。
危険日の予測の仕方
では、ここからは危険日を予測する方法について紹介していきます。
生理周期が安定している方の場合
生理周期が安定している方の場合は、
前回の生理開始日+生理周期の日数—17日
を計算することで危険日を予測することができると言われています。
(例)前回の生理開始日が12/4で、生理周期の平均が31日の場合
12月4日 + 31日 − 17日 = 12月18日
要するに、大体前回の生理開始日から2週後あたりが危険日ということになります。
ルナルナ等の生理管理アプリで生理日を記録すると、自動的に生理周期を算出し上記の計算に基づいて排卵日を予測してくれるので便利です。
しかし、生理周期が安定している方であっても、ストレスや生活習慣の乱れで生理周期は簡単に変動するため、予測された排卵日通りに排卵が起こらない可能性もあります。
排卵日を予測できるとはいえ、絶対にその日に排卵が起こるわけではないので危険日周辺は特に気をつけるようにしましょう。
生理周期が安定していない方の場合
生理周期が安定していない方は、基礎体温を測定し記録することで危険日を大まかに予測することができます。
基礎体温のグラフをつけることで、基礎体温が一時的に低くなる時点があることに気づくと思います。その一時的に体温がグッと下がる日が危険日(排卵日)です。
基礎体温のグラフをつけるというと「紙に毎日記録していくのは面倒」と思われるかもしれません。
しかし、最近は「ルナルナ 体温ノート」などのアプリでささっと記録することができるため、簡単に排卵日をグラフ化してチェックすることができますよ。
安全日ならゴムを付けなくても妊娠しない?
結論から言いますと、安全日であっても絶対に妊娠しない日は存在しないと考えてください。
確かに、生理中などの安全日は排卵していることは少なく、妊娠する可能性としてはかなり低いです。
しかし、特に生理周期が安定していない方は「安全日」自体を的確に予測することが難しく、「安全日」だと思っていても実は変則的に排卵が起きていた、という場合もあります。
また、男性側の精子の寿命も3日程度と言われており、体内で3日程度生き残ることを考えると排卵日がたまたま被ってしまう可能性も少なくないのです。
安全日と言われる日であっても、絶対に妊娠しないとは言い切れません。
生理が来なくて焦るのは女性側です。妊娠を望まない場合は安全日であってもしっかり避妊をしましょう。
最後に
この記事では、危険日や安全日の定義、またその予測の仕方などについて紹介してきました。
妊娠を望まない女性にとっては、危険日や安全日という概念や、妊娠の仕組みは是非とも知っておきたいところです。
自分の体の周期を意識するという意味では危険日や安全日を把握しておくのは大切ですが、「安全日だから避妊しなくても大丈夫」というのは間違いです。
特に生理周期が不安定な方や、ストレスが多い生活だったり生活習慣が乱れがちな生活をしている方は体内の周期もズレやすいので、常にリスクを考えて避妊するようにしてくださいね。
皆様の快適な生活をお祈りしております。