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【被害者多数】AV出演を強要されたら?連絡先や対処方法について

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AV出演強要問題は今もなお存在している

いわゆる「AV出演強要問題」という、AVへの出演を迫られる事案は現在もなお多発していると言われています。

この問題は、元々ヒューマンライツ・ナウという団体が2016年に調査報告書を公表して以降社会問題として認識されるようになりました。

もし、AV出演強要事件に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、あなたを救う方法はたくさん存在しています。どうか泣き寝入りせずにしかるべきところに頼って欲しいです。

この記事では、AV出演強要問題の概要や対処法・連絡先などについて紹介していきます。

AV出演強要問題とは?

まずAV出演強要問題とは、スカウトに「モデルにならないか?」「芸能事務所に入らないか?」などと勧誘され、いざ行ってみると怪しい契約をさせられてAV撮影を強要されるといった社会問題のことを指します。

大抵スカウトは若者が多い街などで言葉巧みにモデルやタレント等にならないかと勧誘し(この時点では一切AV撮影に関して話しません)、若い女性を騙してAVに出演させる手法をとっています。

中にはいきなりAV出演を強要するのではなく、比較的長期にわたってモデルやタレントになれるかのように希望を抱かせて信頼関係を築いた後にAVに出演させるといったケースもあります。

怪しい契約を本当に守らないといけないの?

AV出演と分かって「出たくない」「話が違う」というと、「契約したから今更変更することはできない」「出ない場合は損害賠償請求する」などと脅されるケースもあります。

では、本当にその契約は守らなければならないものなのでしょうか?

by pixabay

答えは「NO」です。それがたとえ、書類の形ですでにサインしてしまっている場合であっても無効な契約です。

なぜならそういった契約は公序良俗違反として法律(民法90条)違反であり、守る必要がない契約だからです。

いつの間にか「AV出演契約」のようなものを結ばされていた場合であっても、法律上それは守る必要がないものであり、あなたは法律によって守られます。

また、未成年の場合は、親権者等に同意を得て契約したものでなければ契約を一方的に取り消すことができるため、その意味でも契約を守る必要はありません。

「AVに出ろ」と言われたらどこに連絡したらいい?

法律上守らなくていいとしても、相手から逃げるのが難しい状況もあります。そんな時は、ぜひ以下の連絡先に連絡してみてください。

警察の相談窓口

「#9110」で電話をかけると、発信場所を管轄とする都道府県の「AV出演強要」に関する警察本部の相談窓口につながります。

「AV出演強要」は事件化もしている立派な犯罪であり、警察に相談して対応してもらうこともできます。

https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/no_avjk/

ライトハウス

https://lhj.jp

この団体はNPO法人で、JKビジネスからリベンジポルノ、また強制AV出演強要など広く人身取引などに関する相談に対応しています。

相談は電話でもできますし、またメールやLINEでも可能なため、「いきなり警察に電話をするのはハードルが高い」「周りの人に知られたくない」という思いを抱える方にとって相談しやすいと思います。

適切に対処できるようつなげてくれたり、まだアドバイスをもらうことができますから、「誰にも相談できない」「警察には相談しにくい」という方は一度検討してみてください。

BONDプロジェクト

https://bondproject.jp/index.html

こちらもNPO法人の団体であり、「10代20代の生きづらさを抱える女の子のための女性による支援」を掲げて活動しています。

こちらの団体についてもLINEで相談でき、「いろいろ相談先があるのはわかるけどどこに相談したらいいかわからない」という方にもおすすめです。

AV出演強要だけでなく、DV問題や妊娠に関する問題についても相談することが可能です。

法テラス

法律に関わる相談は「高いお金がかかる」というイメージがあるかもしれませんが、「法テラス」と呼ばれるところではそういった心配なしに法律相談をすることができます。

電話番号は0570-078374です。

https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/no_avjk

最後に

by unsplash

この記事では、AV出演強要問題について詳しくその概要や相談先を紹介してきました。

この問題は、自分のプライバシーに深く関わる話だからこそ、心を深く傷つける問題であるし、また人になかなか相談しにくい問題でもあります。

でも、今は気軽に相談できるところがたくさんあります。

「大ごとにしたくない」という気持ちが強い方は、まずはNPO法人「ライトハウス」「BONDプロジェクト」などに相談してみてください。政府のホームページにも記載されている団体で、信頼できる相談先です。

気になることがあればなんでも、まずは誰かに話してみてくださいね。

万理華

神戸出身。法律家・占い師。法律家と占い師の顔を持つ作家。 学校で占いを学び、対面占い、メール占いとしてデビュー活動後、現在はチャット占いを中心に活躍中。累計...

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