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【司法試験】社会人になってから弁護士を目指す方法はある?難易度は?

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社会人になってからでも弁護士は目指せる!

弁護士といえば、最難関とも言われる司法試験に合格しなければならない「難しい資格」というイメージがある方も多いのではないでしょうか?

弁護士になる人の多くは、法学部を出て法科大学院に行き、司法試験に合格するというルートが一般的です。

そう、弁護士資格は学生の頃からずっと司法試験合格を目指し勉強を何年も続け、やっと取得することができる資格とと言えるのです。

しかし、社会人になってからでも弁護士を目指すことはできますし、社会人になってから司法試験に合格し弁護士になる方も実際たくさん存在しています。具体的には、主に2つの方法が存在しています。

弁護士などの法曹を目指すルートや試験の種類は一般の方からするとわかりにくかったりすることが多く、また頻繁に制度が変化しておりなかなか目指しにくい試験・資格ですよね。

この記事では、社会人になってから弁護士を目指す方法についてわかりやすく紹介していきます。

社会人が弁護士を目指す方法

方法1:仕事を辞めて法科大学院に入学し司法試験に合格する

by pixabay

一番弁護士を目指しやすい方法としては、現在の仕事を辞めて法科大学院に入学し、司法試験に合格して弁護士になると言う方法が挙げられます。

要するに、一般的に学生が歩むルートに途中から参加するということになります(ちなみに社会人になってから弁護士を目指して法科大学院に進学すると言う人は結構いて、法科大学院内でも特段珍しい存在というわけではありません。)

法科大学院は、社会人になった後でも大卒の資格を持っている場合には入学することができます(大卒の資格がない場合は入学できませんので、方法2を目指すことになります。)

法科大学院とは法曹を養成するための大学院であり、一から法律を学ぶ3年コースの「未修」コースと、法律の基礎的な知識があることを前提とした2年コースの「既習」コースがあり、どちらを目指すこともできます。

法科大学院に入学する場合は、勉強に集中するために基本的には現在の仕事をやめなければならない仕組みになっています

実際仕事をしながら大学院に通って勉強することは基本的に不可能ですので、この方法を選択した場合は必然的に現在の仕事はやめる形になります。

この方法1は、この後に紹介する方法2に比べて勉強にしっかり集中できる分弁護士になると言う夢を実現しやすいですが、仕事をやめて大学院に通ったり生活を維持していくための費用は前もって準備しておく必要があります

方法2:仕事を続けながら予備試験に合格し、司法試験にも合格する

by unsplash

方法2としては、仕事を続けながら予備試験合格を目指して勉強し、「予備試験合格→司法試験合格」を自力で目指していくと言う方法が挙げられます。

司法試験を受けるためには①法科大学院を卒業か②予備試験に合格するかのいずれかを満たさなければなりません。法科大学院は大卒資格が必要ですが、予備試験は大卒資格は不要で誰でも何度でも受けることができます

予備試験は合格率が非常に低く、ある意味司法試験よりも難関試験であるとも言われていますが、仕事を続けながら合間で勉強して合格することが可能であるため金銭的な負担は方法1よりも軽いと言えます。

方法2は法科大学院に行かない方法であるため予備試験から司法試験まで基本的に独学で合格する必要があり、また仕事の合間を見つけて継続的に勉強していくことになるため身体的・精神的に楽ではありません。

しかし、最近では予備試験や司法試験に合格するために必要な知識をわかりやすく、安価に提供してくれる「司法試験予備校」も多数存在しており、うまく活用して勉強していくことで独学でも司法試験まで合格することは可能であるといえます。

最後に

この記事では、社会人になってから弁護士を目指す方法について詳しく紹介してきました。

主に方法としては2つあり、どちらの方法にもメリットやデメリットがあります。

仕事をやめて法科大学院に行く場合は金銭的な負担はかかりますが勉強にしっかり集中できる環境を作ることができ弁護士の夢を叶えやすくなります。

仕事を続けながら予備試験合格・司法試験合格を目指す場合は、金銭的には負担が軽くなっていますが、仕事の合間に勉強をコツコツ続けて難関試験に合格するのは身体的にも精神的にも努力が必要となります。

うまく自分の使えるお金や時間と相談して、自分にあった方法を探してみてくださいね。

万理華

神戸出身。法律家・占い師。法律家と占い師の顔を持つ作家。 学校で占いを学び、対面占い、メール占いとしてデビュー活動後、現在はチャット占いを中心に活躍中。累計...

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