【最新】ICL(眼内コンタクトレンズ)とは?メリットやデメリットは?
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ICLをご存知ですか?
ICLというものをご存知でしょうか?
ICLとは簡単にいうと、視力をあげる手術です。
「視力を上げる手術」と聞くと、レーシックをイメージされる方も多いかもしれません。
この記事では、今注目の手術「ICL」について、レーシックとの違いなどにも注目しつつ紹介していきます。
ICLとは?
ICLとは、Implantable Contact Lensの略で「眼内コンタクトレンズ」という意味です。
「眼内コンタクトレンズ」という名前の通り、目の中にコンタクトレンズを入れ視力を矯正する手術です。
近視にも遠視にも、また乱視などにも対応したレンズを入れることができます。
ICLは実はレーシックよりも前からある手術であり、最近になってICLの手術をする方が増えているイメージはありますが歴史のある施術方法なのです。
ICLとレーシックとの違い
「角膜を削るかどうか」がレーシックとICLの一番の違いになります。
レーシックは角膜を削り視力を矯正する手術で、一度角膜を削ってしまうともう元に戻すことはできません。
一方、ICLは目の中にコンタクトレンズを入れる手術であり、直接角膜を削ることはありません。
ICLのメリット
コンタクトを入れる手間/お手入れをする手間が省ける
ICLは目の中に直接レンズを入れてしまう手術ですので、お手入れをする手間は一切かかりません。
レンズを数ヶ月ごとに購入する必要なし。毎日のお手入れも不要。コンタクトレンズを毎日つける方からするとすごい解放感です。
角膜を削らない
レーシックとの違いでも触れましたが、ICLは角膜を削らずレンズを目の中に入れる手術です。
そのため、一度削ったらもう元に戻らない角膜をいじることがないのは安心できるポイントですし、また削らない分ドライアイを感じにくいと言われています。
合わない場合はレンズを取り出したり、入れ替えることができる
ICLは、もし手術後不具合が生じたりした場合は、取り出したりまた別のレンズを入れることができます。
手術後も調整することができるのは安心ですし、また目の中のコンタクトレンズを出すと手術前の目に戻すことができます。
日帰りで短時間で手術をすることができる
ICLは、手術が日帰りで20分程度で完了する手術ですので、手術に対して抵抗感がある方でも気軽にチャレンジすることができます。
時間が経って見えにくくなることが少ない
レーシックの場合は、視力が矯正されるものの時間が経つにつれ元に少しずつ戻ることもあると言われている一方で、ICLは元に戻ってしまう可能性がレーシックよりも少ないと言われています。
ICLのデメリット
術後しばらく光の輪が見える場合がある
ICLは、手術後しばらく光の輪が見える場合があります。
これは、これまでのICLで懸念材料とされていた白内障や緑内障、角膜内皮細胞の減少などのリスクを減らすために「ホールICL」というものが使われるようになり、そのホールが光の輪として見えるようになったというのが原因です。
これまではホールがないタイプのICLが使われていたために、角膜内皮細胞や病気のリスクが(かなり低い確率ですが)懸念されていました。
光の輪が見えるのは1週間程度であることが一般的ですので、それほど気にする必要はありません。
術後眩しく感じることがある
ICLは術後、これまで普通だった光でも眩しく感じてしまい、日中は裸眼でいることがしんどくなる方もいます。
費用がかかる
ICLは両眼で大体40~50万ほどかかり、費用的には比較的負担が重い手術になります。
一方、コンタクトレンズを購入し続けるとそれはそれで費用がかかりますので、この40~50万が高いと感じるか、そうでもないと感じるかは人それぞれだと思います。
リスクや合併症も0ではない
繊細な器官である目に施術をするため、やはりリスクや合併症の可能性も0ではありません。
ですが、最近はICLのレンズも進化していますし、かなり以前よりも合併症などの可能性もぐんと低くなってはいます。
まとめ
この記事では、ICL(眼内コンタクトレンズ)とはどんなものかについて紹介してきました。
コンタクトレンズを日常的に使用している方にとって、毎日のお手入れの手間は小さなことではありますが大変なことです。
ICLにもメリット・デメリットがありますが、日々進化しており最近は思い切って手術を決断し、満足している方もたくさんいます。
ぜひ、視力にお悩みの方はICLをチェックしてみてくださいね。