事務職のスキルアップに役立つおすすめの資格とは？
昇給や転職を考える上で、持っておくと有利になるのが資格。周りでも働きながら資格の勉強をしている方も少なくないことから、「自分も何か勉強しておいた方がいいのではないか？」となんとなく感じている方もいらっしゃるでしょう。この記事では、事務職のスキルアップに役立つおすすめの資格について紹介していきます。
MOS
MOSとは、マイクロソフトオフィススペシャリストのこと。多くの企業で採用されているマイクロソフトを使いこなすスキルがあることを証明することができる資格になります。
MOSの試験は筆記試験ではなく実技試験の形で行われます。そのため、資格取得のために勉強する過程でもパソコンスキルを自然と身につけることができます。
事務職の方にとってWordやExcelは日常的に使うソフトだからこそ、自己流で使っている方も少なくないのではないでしょうか。
自己流ではなくより作業効率が良い適切な使い方を学べるため、確実に仕事に活かせるスキルを習得できる資格と言えます。自己流の使い方をこっそり直したいという方にもおすすめの資格です。
日商簿記検定
日商簿記検定とはいわゆる「簿記」の資格になります。３級から勉強を始めて２級取得を目指す人が多くなっています。
2級を取得した場合、資格手当てが出る企業が多く、また経理部に異動したい場合に有利になると言われています。３級から２級になると合格率がかなり低下しハードルはグンと上がりますが、その分メリットも多くなります。
２級を取得するにあたって必要な勉強時間は、毎日２時間の勉強を４ヶ月続けることが目安だと言われています。
働きながら勉強することを考えると決して簡単な試験ではありませんが、経理部への異動や手当ての給付が期待できるメリットの大きい資格となっています。
ビジネス文書検定
ビジネス文書検定とは、ビジネスで使われる基本的な文章を正しく書くスキルを示す資格です。
ビジネスの場面においては、特有の言い回しだったり、書類を作成する上での形式がありますよね。そういったものを学ぶことができる資格となっています。
ビジネス文章を作成する上で必ず役立つ能力のため、あまり有名ではありませんがスキルアップにおすすめの資格です。
秘書検定
秘書検定も事務職のスキルアップに役立つ資格だと言われています。
秘書検定を取得することで、敬語の使い方といったマナーから、トラブルやクレームへの対応といったビジネスシーンで必要な様々な場面における対応の仕方を学ぶことができます。
パソコンスキルも事務職にとって欠かせませんが、言葉遣いやマナーといった印象につながる部分も仕事をする上で同じくらい大切ですよね。
言葉遣いやトラブルへの対応を学ぶことで、日々仕事をする上で自分に自信がつくというメリットもあります。知っておいて損はない知識ばかりですし、また資格手当てが出る企業も多いためおすすめの資格です。
ITパスポート
ITパスポートとは、ITを活用する能力が問われる国家資格であり、「iパス」と呼ばれることもあります。
MOSで問われるようなWordやExcelなどのツールを使いこなせる能力だけでなく、セキュリティに関する知識や法律に関する知識などより幅広いITに関する知識やその活用能力が問われます。
現時点ではここで他に紹介したような資格ほどの知名度はありませんが、これから先重要視される資格なのではないかと注目されています。
履歴書に資格を書くうえで注意したいこと
転職の際、履歴書に職歴・資格等を記載しますが、資格を記載するときに気にしておきたいことが、「所持している資格はい良ければ多いほど良いわけではない」ということです。
企業側としては、履歴書から「その人がどういったことに特化した能力を持っているのか」を見たいため、とりあえず資格をたくさん持っているという人に対しては結局何ができるのかわかりづらい（もっといえば結局何もできないのではないか）という印象を抱いてしまうこともあります。
最近では民間資格などもかなり種類が増え、趣味も兼ねて様々な資格を習得している方が多くなっていると感じます。
資格をたくさん持っているという方は、履歴書を書く際は特に相手に対して強くアピールしたい資格のみを厳選して記載する方が能力を効果的にアピールする方法としてはよいといえます。
最後に
この記事では、事務職の方のスキルアップに役立つ資格について紹介してきました。
事務職の方が転職や昇給などでより有利に立つためには、やはり客観的に能力を証明できるものとしての資格が大切になってきます。
これらの資格はどれも働きながら取れますし、持っていると確実にどこかで役に立つものばかりです。
スキルアップを目指している方はぜひチェックしてみてくださいね。
皆様の素敵な生活を応援しております。
