日向坂46の歴史【けやき坂46から日向坂46へ】
2019年、日向坂46は改名しデビューを果たしました。日向坂46は元々けやき坂46（通称：ひらがなけやき）であり、そこには一筋縄では語れないストーリーがあることをご存知でしょうか？この記事では、けやき坂46が日向坂46に改名しデビューするまでの歴史について紹介します。
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けやき坂46の誕生
けやき坂46の誕生は欅坂46なしには語れません。というのも、けやき坂46は欅坂46一期生オーディションで最終審査まで進んだものの親に連れ戻され最終審査を受けることができなかった長濱ねるさんが、特別に加入を許可されて急遽結成されたグループなのです。
長濱ねるさんはもともと最終審査前からかなり期待されていたメンバーの一人であったため、最終審査を受けていないにも関わらず特例で加入が許されました。しかしやはり正規ルートで合格したメンバーと同列に扱うのは妥当ではないとの配慮から、欅坂46のアンダーグループとして結成されたのがけやき坂46なのでした。
現在では日向坂46は日本を代表するアイドルグループになっていると言っても過言ではありませんが、もともとはいろいろな偶然が重なって誕生した奇跡のグループなのです。
一期生オーディションと迷いの日々
長濱ねるさんだけでは活動はできないとその後けやき坂46メンバーのオーディションが行われ、１１名が加入します。
しかし、けやき坂46は長濱ねるさんのために急遽結成されたグループであり、また当時は欅坂46のアンダーグループという位置付けでした。故に運営から期待されているとは言えず活動面でのサポートも決して十分なものではありませんでした。
一方長濱ねるさんはその活動や功績が評価されて欅坂46の2ndシングルからけやき坂46との兼任という形で欅坂46への加入が許可されます。それに伴って欅坂46としての活動が増える一方でけやき坂46としての活動は減っていきました。
けやき坂46の柱である長濱ねるさんとの活動も減る中、やはりグループとしての方向性は定まっておらず表舞台での活動の機会も少なく、先の見えない不安な時期が続くこととなりました。
突然の二期生オーディションと長濱ねるの兼任解除
不遇な扱いでも腐らず前向きに頑張る姿勢が評価されテレビ番組やライブへの出演も増え活動が本格化していく中、突然「欅坂46 1stアニバーサリーライブ」にて二期生オーディションが発表されます。
一期生のなかには「もう自分たちには期待されていないのか」と感じてしまうメンバーも多くいました。のちに佐々木美玲さんは当時をふりかえって、二期生オーディションを知った時「もうみんなでやめよう」と言ってしまったというエピソードを語っています。
その後前向きに捉え、二期生を迎えてさらに大きなグループになろうとする中2017年9月25日に長濱ねるさんのけやき坂との兼任解除・欅坂46専任が発表されるのでした。
けやき坂46は元はと言えば長濱ねるさんのために結成されたグループ。グループの柱とも言えるメンバーの解任はメンバーにとってまたもや大きな試練となるのでした。
突然のチャンス・日本武道館３DAYSと快進撃
長濱ねるさんがいない不安の中、けやき坂46は「ひらがな全国ツアー2017」をやり遂げます。
また、2018年には欅坂46のセンター平手友梨奈さんの怪我により急遽欅坂46の代打として２日間単独ライブをすることになり、当初から予定されていた１日と合わせて計３日間の武道館ライブ「ひらがなけやき日本武道館3DAYS!!」を完走し、ここまで着実に身につけてきた実力を世に知らしめたのでした。
その後新番組「ひらがな推し」や「 KEYABINGO!4」の放送、初舞台「あゆみ」への出演、単独1stアルバム「走り出す瞬間」のリリース、「けやき坂46『走り出す瞬間』ツアー2018」の開催等次々と快進撃を繰り広げることとなります。
2018年12月10日には、けやき坂46の唯一の三期生上村ひなのさんのお披露目が行われました。
「日向坂46」への改名、デビュー発表
そしてついにこの時が訪れます。2019年2月11日、SHOWROOMにて日向坂46への改名が発表され、3月27日には「キュン」にてCDデビューを果たすこととなりました。
最後に〜日向坂46への軌跡を振り返って〜
今の日向坂46しかしらない方にとっては、日向坂46は欅坂46のアンダーグループからスタートしたと聞いてもにわかに信じがたいのではないでしょうか？
それはひとえにけやき坂46が不遇でも、悔しい思いをしても、腐らずに今の日向坂46に通ずる「ひらがなけやき」を作り上げ、一つの単独のグループとしての地位を確立してきたからに違いないでしょう。
こういったけやき坂46時代があったからこそ、バラエティーも強くて歌もダンスもレベルが高くハッピーオーラに包まれた最強のグループ・日向坂46があるのだと感じます。
2020年には、日向坂46のデビュー一年目に完全密着したドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」が全国公開されます（現在公開延期）。
改名という大きな変化と華々しいデビューを果たした日向坂46の輝きと苦悩が入り乱れる裏側をみることができるのはまさにこの映画だけ。
公開時期は2020年5月現在未定となっていますが、ファンにとって見逃せない一本。チェックしてみてくださいね。
これからも日向坂46から目が離せません！
