【心理】なぜ人は占いにハマるのか?深い理由
MENU
身の回りに「占い」は溢れている。
「占い」と聞くと、「大好き!」「たまに占いに行く」という方から、「なんか胡散臭い」「信じない」という印象を持っている方までいろいろでしょう。
しかし、「占いなんて信じない」という方でも、毎日のニュースで星座占いをなんとなく見て一喜一憂したり、毎年年始にはおみくじを引いたりしていることが多いのです。
そう、日本は特に、生きているだけで「占い」が溢れている世界なのです。
占いはとても不思議です。深く信じる人もいれば、遊び程度に楽しむ人まで様々でしょうが、心のどこかで占いにハマっているという方は非常に多いのです。
では、なぜ人は占いを信じるのでしょうか?
これにはとても深い理由があります。
なぜ人は占いにハマるのか?
占いは、昔からある行いです。占星術や風水などは古代から行われ、人々の間で親しまれてきました。
日本では、古くは邪馬台国の卑弥呼が亀甲占いをし、国の政治などを決定していたと言われています。
人が占いにハマる、惹きつけられる理由はたくさんあると思っています。ここからは、占いにハマる理由についていくつか挙げていきたいと思います。
自分の知らない自分を見つけられるから
例えば、「彼の気持ちを知りたい」というテーマで占ってもらったとしましょう。
この占いは一見すると、「彼のあなたへの恋愛感情の有無」を占うだけに見えます。
しかし、占い師は彼のあなたへの視点を通して、あなた自身がどういう人なのかを浮き彫りにし、それを言葉にして伝えていきます。
それを聞いたあなたは、占いの鑑定結果を通して「私はそんなところがあったんだ」と気づくことになるのです。
まさに、占いを通して自分が今まで知らなかった自分自身を知り、自分のことがもっと好きになる。自分に自信が持てる。そんな瞬間が存在することがとても心地いいのです。
自分の人生に意味を持たせてくれるから
占いは、自分自身を、とても大きな視点から見つめ直してくれる行いともいえます。
日々仕事をし、生活していく中でなかなか目の前のこと以上のことに目を向けることはできません。ましてや、自分の人生全体を振り返ることなんで滅多にないでしょう。
そんな中、占いはあなたの一つ一つの出来事をつなげ、意味を見出してくれます。あるときは星によって、あるときはカードによってそれを表現するのです。
もちろん、そんな占いのストーリーなんてでたらめだと思う人もいるでしょう。
でも、誰か「私が〇〇に生まれて、〇〇と出会い、〇〇に就職して、今こうして生きている」ことを説明できる人なんているのでしょうか?
人生はとても非論理的で、偶然の連続からできているものなのです。
そんな人生に一つのストーリーを与えてくれるのが占い。合っている・合っていないに関わらず、人生の一つのストーリー、見方を提示してくれるのが占いなのです。
自分を肯定してもらえるから
日々生活する中で、なかなか満たされた気持ちで過ごせる人は少ないでしょう。
何かを我慢し、必死でやりたくないこともしながら生きる。それが普通の人生です。
日常において、自分のことを肯定してくれる人はそういません。
しかし、占いは「あなたは〇〇というところがいい」「〇〇が強みである」と自分を言語化して肯定してくれます。自分の内面にだけ注目し、自分だけを見つめて肯定してもらえる時間、自分が主役になれる瞬間。それが占いなのです。
普段から「自分を肯定して欲しい」「自分に注目して欲しい」という気持ちが強い人ほど、占い師からの言葉にグッとくることが多いかもしれませんね。
自分の背中をグッと押してもらえるから
人生において、何か大きな決断をしなければならないシーンはいくつか存在します。
もう何を選択したいかは決まっているんだけれど、どうしてもそれを選択する理由みたいなものが見つからない。思い切って選択する勇気がでない。そんな時があると思います。
占い師は、「あなたは〇〇にすべきだ」とあっけないくらい明確に断定してくれます。そう、あなたが決断する理由を与えてくれるのです。
占い師に背中を後押ししてもらったおかげで、自信を持って一歩踏み出すことができるのです。占い師の言葉は、あなたの決断の背中を押す手助けをすることもあるのです。
占いは、カジュアルな人生相談だ。
占いは、確かに「占星術」「タロットカード」などなんらかの占いの要素が必ず介在しています。
しかし、それはあくまで道具に過ぎません。占いの本当の姿は、おそらく人生相談なのです。
人はいきなり、他人に対して自分が迷っていること、悩んでいることを伝えたり、本音をいうことはできません。なかなか心の奥底で思っている気持ちは表に出てきませんからね。
占いは、まさに占いという行為を通して本音を引き出し、心の奥底の気持ちまで引っ張り出してきてくれるのです。
悩んでいたこと、自信が出なかったこと、決断できなかったこと。自分でも気付いていなかったようなことまで、占いという行為が介在することで浮き彫りににして、昇華することができるのです。
占いと素敵な付き合い方をしよう。
この記事では、なぜ人は占いにハマるのかについて見てきました。
ここまでこの記事を読んでくださった方の中には、占いをしたくなった方も多いのではないでしょうか?
占いにハマるのは全く不思議なことではありません。古くから占いという行為が人々に親しまれてきたことからも分かるように、占いと人間の関係はとても深いものがあるのです。
人間は、占いを通して自分自身と向き合います。占いは、自分自身と対話するための一つの方法なのかもしれません。
ぜひ、自分を知りたい人、何かに迷っている人、人生に疲れてしまった人は占いに少しでも触れて見てくださいね。明日を頑張る力が湧くヒントになるかもしれません。